ファック文芸部杯

犯人たちの独白

ほとぼりが冷めたところで独白。7作品。 参加するにあたって 「軽量級が200文字? ハっ! そんだけありゃあ銀河が5回は滅ぼせるぜ?」てきな意気込みで全作品軽量級勝負のつもりだったのですが、フタをあけたら何のことはない中量級、無差別級にあふれまく…

セイブ・ザ・エンペラー

その少女は制服姿のまま、ベッドを覗き込んでいた。ベッドの中には赤ちゃん。彼女の弟だろうか? その細く白い人差し指を伸ばして赤ちゃんに握らせている。あは。 やさしく微笑みかけていた彼女が、急に険しい顔になるや、つぎの瞬間、宙を反転していた。今…