プリキュア5の夢原のぞみさんが「プリキュアやる!」を連呼するわけですが。

プリキュア5の主人公夢原のぞみさんの「プリキュアやる!」の連呼には、若干違和感をおぼえたりもするわけだけれども、これはあれだ。「インターネットする」という言い回しに感じた違和感と同じものなのだ。
そう考えると、のぞみさんの「プリキュアやる」に感じる違和感も霧消する。すなわちプリキュアとはインフラなのだ。
かつてネットが流行の兆しを見せた際、猫もシャクシも「インターネットする」といっていた。そのインターネットで何をやるのか、ウェブなのかメールなのかネットニュースなのかは全くはっきりせず、ただ彼や彼女を突き動かす衝動の発露としての「インターネットする」発言だったことは歴史書を紐解くまでもなく事実。
そして、今の夢原のぞみさんの「プリキュアやる!」にも同じ構図があてはまる。
プリキュアというインフラ上で何をなすのか。それはまだはっきりしないが、今の状態から脱したい焦燥感がゆえに彼女は「プリキュアやる!」発言を連呼し、そしてそのインフラ上に載せるものこそが彼女の言う「夢」なのである。
だが気をつけなければいけない。ネットがそうであったように、プリキュアというインフラも強力な存在である。力そのものといってもいい。その夢が邪悪なものであれば、力は悪に堕する。プリキュアも悪に堕する。
もちろんインフラはソフトウェアの正邪判断などせずに、正義にも悪にも平等にリソース配分してこそのインフラだという正論はわかりますけど、ほらやっぱり心情的にはアングラキュア5とかイリーガルキュア5とかエロキュア5とかは見たくないわけでして。