週ジャン「サムライうさぎ」をディスる少女漫画勢がやってくる(または、やってこない)

古来より、少年漫画というものは「その道は少女漫画が2000年前に通った道」理論でディスられると相場が決まっているわけですけれども、もちろんサムライうさぎも例外ではない。ディス勢が足音を忍ばせてもうそこまで来ていると思う。
たしかに、外で手をつなぐのはずかしーよ、なんていうのは私が小学生のころの200万乙女のバイブルやりぼんだし、これをもって少年漫画読みってなガキばっかりだね、と言うのもたやすいとは思う。
でも違う。違うのだ。
サムライうさぎ」のラブを作品単独で評価するのは恐らく筋違いなのだ。
サムライうさぎ」は今の時代、今のジャンプの中で生まれる必要があった。横並びに、エム×ゼロToLOVEるラルΩグラドといったオープンエロがあってこそ、小学生のような淡いラブが際立つ。際立つってか、むしろこれこそがエロ。実際、前三作のエロはお約束だなぁ、ちゃんとエロいなぁと自分内消化できるのに、サムライうさぎは読んでてなんだかもぞもぞするのです。こう。脳の奥が。