座薬ってちょっとすごい。

おもうのだが、座薬ってちょっとすごい。
そのコンセプトとでもいうか。体内吸収っていったら常人なら口って考えるところをあえて逆ばりで尻。しかも効き目は飲み薬よりも強力。なんでなんで? 効き目が体内をどう伝播するかわからない。ちょっとすごい。
体内の吸収部門(腸?)に近いじゃんっていう指摘もわかるけれども、でも困難がおおすぎる。鯉の滝登りを超えてる。ましてや前方にはビッグマテリアルが待ち構えている可能性だってなきにしもあらずなのに、あえて立ち向かう。あえて尻。あわよくば尻。
そう考えると、飲み薬はダメだ。あいつぁ軟弱すぎる。低きに流れるをよしとするその態度。いつか腸にたどり着いて効果発揮しますよーてきな「明日できることは明日やりましょう感」。まったく薬の風上にもおけないとはこのことである。
また座薬には精神効果もある。投与の瞬間ある種の敗北感が生まれるのだ。うわぁ、やられたぁ、すんません、今日はおとなしく布団で寝てます。そんな気分になる。