イタコ業はそろそろ従量課金をやめるべきである。

イタコ業は従量課金が基本である。確かに、イタコ接続は最初にハンドシェイクすれば終わりというものではなく、接続維持にこそ精神集中コストがかかるプロトコルであるからしかたがないといえばしかたがない。
だがこれだけイタコサービスが増えてくると、各社企業努力を続けないと食っていけないのである。その点、90年代後期のイタホーダイは、余剰リソース(イタコは夜はヒマしてるのだ)の有効活用という点ですばらしいものだった。
残念ながら経路側の問題で「イタホタイムはつながりにくい」「混線して、おじいちゃんじゃなくナポレオン降臨」「トラフィック増大による速度低下でただでさえ長いおばあちゃんの話が三倍に」「誤り訂正の再リクエスト頻発で、あんだってぇ? とんでもねぇあたしゃかみさまだ」などの問題が発生し、サービスの縮小を余儀なくされたことは記憶に新しい。
だがいつまでも従来どおりの従量課金ではユーザのニーズに応えられないのだ。サービス拡大の最大の障害は接続ポイントが恐山固定という点だろう。しかし技術の進歩により状況は変わった。
つい最近、ジェイコブズラダー(google:image:天使の梯子)を用いたイタコ接続技術が開発されたからである。現象発生が散発的・流動的なジェイコブズラダーを霊界への接続チャネルに利用するにはダイナミックな名前解決技術が必須だったのである。
もうすぐ2007年。来年以降のイタコは光接続・固定課金が当たり前のサービスになってゆくだろう。本当のイタコサービスはこれから始まる。