くだらない性差の壁を乗り越えるにはトランプマンが一人いればいい

男だから女だからというくだらない性差の壁を乗り越えるにはトランプマンが一人いればいいと最近のおれは思っていて、例えば修学旅行先でいたずら男子ボーイが男湯と女湯ののれんを入れ替えちゃっておれと委員長が湯船でバッタリなんていうのは普通の注意力をもった中学生なら絶対にひっかからない、だって昼見たとき右が男湯で左が女湯だったからね、となるのだけれど、これがトランプマンなら事情は違う。
ヤツがもしのれん入れ替えマジックを行ったならば、その技術・話術・心理戦の前に、右が男湯、左が女湯という物理的な事実すらも覆るのである。右も左も男湯で女湯、おれがあいつであいつがおれで、それを木の葉でちょいと隠しなのである。しこうして世界は混沌もとい混浴と化ししずかちゃんはエッチーと叫び、娘溺泉でおれは男だーと嘆き、うちのおばあちゃんも若いもんにはまだまだ負けんぞぇと鼻息荒く迫り来る。
ごめんおばあちゃん。
年齢差の壁は乗り越えないで欲しい。