2006-09-29 巫女みこナッシン 萌理賞 習作 「あ、おにいちゃーん!」 巫女姿の妹が走りよってくる。 まったくこいつはあきれるほどにかわいいな。そんなにかわいいとお兄ちゃんは困っちゃうのである。 なんて言ってるまにまに妹は最後の3mをえいっとばかりにジャンプ。 満面の笑みをうかべ、わーいと言いながら胸にとびこんでくるわが妹の下腹部に、おれは聖剣ドラゴンスレイヤーをつきたてた。 「ぐっ。お、おにいちゃん、なにを…」 赤い袴がどす黒い血の色に染まる。 「敵がゆたりとした服着てたら何かを隠してる思うの常識」