なぜ妹属性が一大派閥になったのか、ない知恵絞って考えた。

なぜ属性ってやつは一大派閥になったのか? これはきっと「パソコン進化に伴う、声付きエロゲの発展」がその原因なんじゃないかと思っていて、じゃあ、はい90年代初頭〜半ばあたりに「声付きエロゲ」を開発する土壌が整ったとします。ユーザPCのスペックが整った。開発側も「声付きエロゲ」開発に着手する。
ユーザの嗜好は千差万別だろうなんつって、姉、、同級生、後輩、先輩、先生、幼馴染、帰国子女、お嬢様、宇宙人、ロボット一通りそろえたとして、じゃあ「声付きエロゲ」ですから主人公=ユーザに声をかけなくちゃならない。名前を呼ばせる? でも技術的には、「xxxくん」「おいっ!xxx」のxxx(ユーザ名)のとこだけ「声なし」演出にせざるをえず、そりゃあ気持ちも萎える。これはしょうがない。でも相手がなら? 
主人公の呼び方は「おにいちゃん」だけで万事解決なわけです。声優さんも「おにいちゃん」の言い方に抑揚や演技つけることに注力できる。結果、質のいい「おにいちゃん」に接することができてユーザもゲームにのめりこめるし、開発側が声優にかけるコストの使い方としても悪くない。「xxxくん」をもっともらしく聞こえさせるシステムも開発はなされてたのでしょうけど、心のこもった「おにいちゃん」のほうが、よりユーザの心を震わせることができた。かくして属性が他属性から一歩ぬきんでる形になったのである。


ということをボーっと考えていたのだが、この論法だと主人公呼称を「センパイ」で統一できる後輩・下級生も、と同様の発展を遂げなきゃいけないので、ダメですな。この仮説は破綻してる。