WEB上で気になるあの人に気持ちを伝えたいとき、なんでおれたちはメールではなくWEBで記事にするんだろう。

例えばテキスト越し、回線越しでしか知らない、あの人が気になり始める。そんな事態に陥り、気になるあの人に気持ちを伝えたいとき、なんでおれたちはメールではなくWEBで記事にするんだろう。しかもはっきり気持ちを伝えるわけじゃなく、なんとなくぼやかして記事にする。伝わるか伝わらないかわからない可能性の中でテキストに落とす。アンテナ鋭いブックマーカーが跳梁跋扈するこの世であることを多分わかっていて文字に残す。
かってに推測するに、はっきり伝えるのが怖くてうすぼんやりとでも伝わってくれたらいいなーだとか、公共の場で告ったほうがダメージが少ないよなーだとか考えてるからなんじゃないかな? 中学のころとか、クラスの端っこでちょっぴり聞こえるように彼女のこと話題に出してみたり、告白するにしてもみんなのまえで冗談ぽく言うことで逃げ道を用意してたあの感じにも似た。
なんてことを考えていたら、あとあとじゃあじゃあオチはこうなるんじゃね?とか思っていて、数年後に開かれる同窓会オフで、

「あのときブログで記事にするんじゃなく、メールではっきり言ってくれてたらな。アタシもキミのこと、ちょっと気になってたんだよ?」

いいな、そのオチ。セツナクて。