ラノベについてふと思った。

インスパイア元:http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060414#p1
id:matakimikaさん記事の本筋とは離れますけど、掲示板引用部分の、

「ローダンは別にして、1000冊読めば国内で読めるSF作品を大体網羅できる」
共時的な感覚も、それ自体すでに貴重な体験だから。」

っていうのを読んで、なるほどもしかすると「ラノベっていうジャンルがローダン」なのかもと勝手なことを思った。ラノベユーザらはいままさに貴重な共時体験をしながら大量にラノベを読み込んでいて、近い将来、ローダン読者が後発のSF読者に羨ましがられたのと同じ構造で、羨ましがられる立場になるんだろうな、と思った。
もちろんローダンという「シリーズモノ」とラノベっていう「ジャンル」を比較するのはスジ違いって言われるとその通りかもですけど、「将来その体験を羨ましがられる一ジャンル」っていう一点においては似た<現象>だと思った。
あとラノベはその定義・範囲もカッチリ決まってないらしいので、いやそれなら逆にそのゆらぎが10年・20年後のラノベの神話度(?)をより増加せしめるんじゃないかな? そう考えるとオラワクしてしょうがないので、おれもラノベ読もうと思った。1冊選ぶなら何がいいのかしら。