春がきてしまう。

春とゆう季節そのものはとても好きで、お天気の休日に川沿いとかどこまでもどこまでも自転車走らせたりしちゃうくらい大好きではあるのですけど、でも冬には冬なりの素敵なものがいっぱいあってそれが見られなくなることがちょっぴり悲しい。
冬の素敵なもの。コートの襟を立ててロングヘアがきのこみたいになっている女子、アランセーターみたいなオフホワイトのざっくりニットで手の甲まで隠れた袖口から指をちょこんとのぞかせている女子、ファー付フードのごっついロングコートのくせしておへそが見えてる女子、跳ね上げても跳ね上げてもマフラーがずるっと落ちちゃってそれでもまた跳ね上げてそしたら跳ね上げたマフラーが後ろをあるくわたくしの顔をピシャリと叩いてでもそんなことに気付かずにてくてく前をあるく女子。黒タイツ。白タイツ。そんな素敵な風物詩たちと1年もお別れしなきゃならないだなんて、春は別れの季節とはよくゆったものです。
そして今わたくしの興味は春を飛び越え夏に向っています。ブラウスの上から青い下着が透けてしまう女子高生、第2ボタンまであけて無防備すぎる女子高生、向こうから先生が来たのを見て「やべっ」なんて言いながらふみつぶしたローファーのかかとを直そうと後ろ手にかかとをあげた女子高生のまさにその真後ろを通ってしまうわたくし。白。いや黒。そんなことに想いを馳せているうちに、ああ夏もいいなぁ、そう考えると春も素敵なものはあるし、秋もいろいろあるなぁ、日本という国は四季折々の美に溢れていて素敵だなぁと思いいたりました。好きです日本。