N901iSのインタフェイスとてもちぶさた

N901iSのマルチファンクションボタンの微小溝おれは固い物質に微小溝の彫ってあるインタフェイスに弱くって、例えばN901iSのマルチファンクションボタンがまさにその微小溝が彫ってありましてなんとゆうかてもちぶさたになると、爪カリカリしてしまう。
彼氏の話が長くてつまんないなーなんて思いながら髪の毛くるくる爪カリカリ、部長の鼻毛がピロってるなーなんて思いながらレンズ拭き拭き爪カリカリ、そんなふうにしててもちぶさたな四季折々に爪カリカリしてるうちにいつしかおれの爪はとてもキレイになって、オーシマさんってキレイな爪してますね?いやぁ普通ですよ。えーでも男の人でそこまでキレイにしてるひといませんよ、あのっそのっ好きです。えっ?!いやおれも前からキミのことが、ってゆう展開を期待しているのに誰も声かけてきやしないので、イライラをつのらせたおれは今日もまた爪カリカリを繰り返し、爪の粉が機体に入り込みN901iSは死んだ。
とゆうような「御社のインタフェイスは爪カリカリしやすすぎて、端末寿命を短くしています」なPL法的言いがかりをつけようと目論んでいるのですけれど、あとここからが本題で、てもちぶさたとゆうと必ず、てのひらをうえにむけて「てもちぶたさん」なんつってニッコリ微笑んでいたキミのことを思い出す。もう会うこともない笑顔のキミはいつも、いつまでもおれの心の中にいて微笑んでくれていて、正しくは「いつまでも」つうよか最初から最後まで徹頭徹尾、心の中にしかいたときないですよ、脳内にしかいたときない。そんな彼女。