ハラハラさせられる話 その二。

よくある話かどうかはわからないので恐縮ですけれども、今朝の大江戸線にて目の前に座っていた女性があまりにもはちきれんばかりだったとゆうか、はちきれるってどこが?ってみなまで言わすなよ、まあぶっちゃけ胸なのですがいやほんとにカーデのボタンがいまにも弾けてビッグバンを起こしそうな有様で、おれの隣に座っていたにきび面の中学生も明らかにガン見していて、バカおまえもっと節度を持って眺めやがれ、何事も控えめであることが成功の秘訣だぜとハラハラさせられた。朝から。
そんで手元のバリントンベイリーに目を落としながらいろいろと考えているうちに、さらにハラハラしてきたとゆうか、もし仮に彼女のカーデのボタンが弾け飛んでにきび中学生の額を貫いてしまったなら過失致死に問われるのだろうか?とか、いやでも死ぬ直前彼の網膜には彼女の胸が焼きついてある種本望なわけで示談に持ち込めるのかなとか、あんな兵器あったよなぁ指向性地雷ってゆうんだっけ数百個のベアリングをばら撒くやつ、そうそうクレイモアとかゆうやつ、とかとかイイカゲンな思考彷徨わせてるうちに降車駅について、ハハハ、おれもバカだな、そんなの杞憂に決まってンじゃんと思ってホームへ降りた。
でもエスカレータに右足をかけたとき、ふと「杞憂」を「キユ」と書くととたん危険度が増すとゆうか、ある種ロケットで突き抜けないとも限らない、案外ボタン死ってのもあるかもしれないななんてことを思った。そんなプチ・ハラハラ話。