しごとのはなし

職場の話で恐縮ですが、おれがパソコンカタカタやってるとドコからかいきなし「鼻フック」とか聞こえてくるわけです。とたん、おれはその「鼻フック」という言葉が気になって気になって、いったいどうゆう文脈で発せられたのだろう、エロ方面の鼻フックなのかしら、それともガキ使罰ゲーム系の鼻フックなのかしら、何か業務上の技術用語を空耳アワっただけかしらどうかしらとか想像しているうちに、ふと脳裏に思い浮かぶわけです、壁一面にフックが整然と並んでいる情景が。次の瞬間、そのフックのひとつひとつに鼻をひっかけてぶら下がっているヒトビトの群れが視界の届く限りズラーッと並んでいて、しかもその誰もが床まであと1cmのとこで足が届いていなくて、うわぁぁぁ、イタイよイタイよ、やめてくれよ、もうカンベンしてくれよたのむよとおれが両手に顔をうずめていると、近くに座ってる部長が鼻歌。聞き耳立てたら「ビバガッツ」。部長。アンタ、どんだけ分かりやすい人間なんだか。