アイ,ロボット

昨日TVでウィル・スミス映画やってたワケですけど、そっちはぜんぜん見ずに同じウィル・スミス主演のアイ,ロボットを見たよ。アジモフ先生のロボモノは昔「鋼鉄都市」と「聖者の行進」を読んだくらいでしかも内容まるっきり覚えていないおれですけど、とゆうかそもそもアジモフ先生の「ファウンデーション」すら1巻しか読んでない、ちょう面白いのに。でもさ、だってさ、近所のブックオフ100円コーナーにおいてないからしょうがないよ。そんでついでといってはなんだけどアイ,ロボットの感想を書き連ねるよ、結構オモロかった。ネタバレありの感想は「続きを読む」。
アブストラクト(要約):スプーナー刑事(ウィル)はロボット嫌い、コンバースアウディ・バイク好き。ロボットが襲うときの擬音は「わらわら」。漢字で書くと「笑笑」。ミクロマン似でクリスタルボーイ(コブラ)似のロボットたちに追われたり倒したり仲良くなったり、高速道路でグラディウスのモアイボスな目に逢ったり、香港国際警察のジャッキーばりに高いとこから滑り落ちたり、カメラが回ったり、胸筋(むねきん)を披露したりもしたけれど私は元気です。猫SF。甘党。

  • ストーリ、犯人、オチがイマイチな気もするけれど、でも最近の映画の中ではちゃんと「伏線」を誰にでもわかりやすく使っててよいと思う。だって見ていて気持ちいい。
  • サニー(ロボット君)はちょうカワイイ。ロボに人の顔つけるのはどうかと思ったけれど、でもロボの死に顔を見せるためだけにでもあの顔はつける価値があった。口、半開きの死に様とかちょういいね。
  • ユニーク(特別)よ、といわれていい気になるサニー君やっぱカワイイ。子供が大人にほめられて嬉しがるようなアレに似て。
  • ウィルの左手は右手だったらよかったのにね。サニーの右手と握手させるシーンとかきっと象徴的になっていいと思うのに。
  • ロボット反乱SFはたいてい奴隷制度映画の置き換えじゃん的な指摘がしやすいワケだけれど、それに対するなんらかのメッセージなのかしらウィル・スミスが主人公であることは。
  • んなわきゃあない。
  • ロボと人間な未来を描く作品おおいね。ストレートにロボットを使って革命をおこす狂革命家モノとかも見たいなー。士郎正宗が昔描いていた絵であったようなヤツ。女性型ロボットに囲まれたソファから軍服に身を包む初老の男がこちらを一瞥、「君も革命は嫌いかね?チェスの相手が減るのは寂しいよ」とかゆわせるような。潔く狂う革命家。
  • 繰り返すけどロボットにいろいろ悩ませる作品、多すぎる気がする。映画にしろ歌にしろ。
  • プラスチックだって恋をするとか、好き好きっすロボットだっても、とか。
  • ロボロボ。

ロボキッスはともかく、おれはキャラ&メルが好きすぎる。