映画のタイトルさん

みなさんご存知のとーり、ラテ欄に見る二時間ドラマのタイトルってのは名は体をあらわしすぎとゆうか、だって「全室オーシャンビュー露天風呂付熱海老舗温泉の女将は美人四姉妹!秘宝館に隠された罠!スマートボールに興じる女将に忍び寄る魔の手!一枚の記念写真に真実が映る」とかそうゆうアレなわけで、でもコレはテレビだからいいのですよね。チャンネルザッピングしながら、偶然女将の入浴シーンが映し出されたならザッパー(ザッピングするヒト)はリモコンから手を離し粛々とドラマを視聴しはじめてくれるわけで、つまりフィッシング成功なわけで、でそのザッパーは見始める前までのアラスジはどうなのだろうと思ってラテ欄を見て「なるほどそうゆうオハナシなのか」と納得する。中途視聴者に対する救済策として、二時間ドラマはアラスジをタイトルにするわけです。

この法則がテレビにしか適用できないってことをちゃんと理解していないとタイトル付けに失敗するとゆうか、いい失敗例がアレです。「僕の彼女を紹介します」。映画のタイトルで内容あらわしすぎちゃったら、みんな分かったふうな顔して劇場まで見にいきませんよ?このタイトルじゃあ内容は「ある日オトコノコが街をあるいていると、ガラの悪いお兄さんたちに囲まれる。ようよう兄ちゃん、俺らにお小遣いくんない?あ、あ、ご、ごめ、ごめんなさい。お、お金は、ちょっと。なにィ?金がねェだとォ?あ、す、すみません。おか、お金はないですけど、女ならご紹介できますから。僕の彼女を紹介します。」とかそうゆう話だろうなと想像がついちゃうわけで、ね?これじゃ劇場に足を運ばなくていいやと思っちゃうでしょ?で、「僕の彼女を紹介します」と同じく体をあらわしすぎる失敗を犯したのが「フレディVSジェイソン」であり、その教訓を生かしてタイトルが内容を表しすぎないよう気をつけて略したのが「AVP*1とゆうことは、わざわざ俺が説明しなくても賢明な皆様ならわかってるよね。


つけくわえると、「A vs. B」という構造のタイトルにおいて、その省略し方を誤ると「VERSUS」(北村龍平)となり、だってこれじゃあ誰と誰が対戦するのかわけがわからない。あと、俺はテキトーなウソを書きすぎる。