東京見返る。

ああつまりねすっごく素敵な後姿のお嬢さんだなぁと思ってウットリしてて、んで彼女が角を曲がるときに見える横顔がえ?おばあちゃん?とゆうくらいお年を召した女性だったりすると、こう、なんとゆうかガッカリしてしまう自分がいてて、俺はそんな自分をよく叱咤するんです。人を見かけで判断するなと、年を服装で判断するなと、ビスケットを牛乳に浸して食べるなと、バナナはおやつに含めるなと。
そう自分に言い聞かせ続けて早半年、日々成長を繰り返している俺ではあるけれども、今朝の飯田橋駅ではちょっとありえないくらいの素敵後ろ姿サプライズに出くわしました。重ね着タンクトップの素敵な配色、二の腕なんかシュビっとしてて足もスラーッと細くて、まあ山田優の後ろ姿を想像していただければオオスジ間違いはありません。で、俺はその山田優の後をついていきそうになったのだけど、その刹那、改札手前で振り返る彼女。


おばあちゃん?!10年前に死んだはずの。


ってムチャクチャ失礼な物言いをしてしまうほど服装・スタイルとお顔から判別できる年齢にギャップのある女性に出くわしてしまって、ソッコー俺の中で飯田橋駅をガックリ名所の一つに加えました。今日から世界三大ガックリ名所は四大ガックリ名所と名を改め、シンガポールマーライオンデンマークの人魚の像、ベルギーの小便小僧、そして東京飯田橋駅になりました。よく覚えておくように。って、本当失礼ですね俺。ゴメン。おばあちゃん。ゴメン。みんな。ゴメン。夏の日。