麻生久美子xSALA

麻生久美子xSALA「今、欧米がもっとも指先ミルクティーだと思っている女優が麻生久美子なんだけれども…」「私はむしろ逆で、指先よりも目。あの目に見つめられるとCMに出てくる少年みたいに胸に風穴がドッカンドッカン空いてしまうほどだわ」とハゲのジョージ&シモに走らないナタリアばりの紹介をしておきたいほどSALAのCMの麻生久美子さんにドキドキの毎日な俺なワケだけれども、何が俺をドキドキさせるのかと言えば、ブラウン管の向こうからこちらへ投げかける麻生久美子さんの視線であって、この視線には柴咲コウ市川新之助改め十一代目市川海老蔵あたりの目力(めぢから)にもビクともビクともな俺ですら意識をトバしたほど。で、思うにこの目力を生み出しているのはCMのストーリー、「薔薇の棘に触れて指先に血を滲ませ、その指先を舐める。その姿を見つめる少年を見つめ返す麻生久美子」という物語にあるんだと思った。キーワードは血。ここテストでるよ。
つまりね。麻生久美子さんが例えばただ指先を舐めるだけだったら俺はなんとも感じないのだけれど、このCM「薔薇の棘で指先を傷つけ、血で滲んだ指先を舐める。小さな痛みに胸震わせて。棘の呪いは麻生久美子さんを100年の眠りに誘い、そして王子さまの目覚めのキスを待つスリーピングビューティに。彼女の口元には。甘くひかるよだれ」的なCMの後の物語すら俺に想起させる点が秀逸なわけであって、さらにこの物語は「彼女は100年の眠りにつく前にブラウン管越しに俺に視線を飛ばしたのだ、ああ、あの指先の血が彼女を呪うのだ、なんと悲しい物語だ」と俺のココロを追い詰め、そのココロの動揺が麻生久美子さんの視線に通常の2億倍の魅力を纏わせたのだす。その血に彩られた視線に俺の意識はトバされたのですよ。要約すれば「血でトんだ」。昔、魔女の少女もゆってたように。魔女の血、絵描きの血、麻生久美子の血。そんな恋の物語。窓の外は蝉時雨です。今日も暑いですね。

SALA 麻生久美子CF
http://www.sala-sala.jp/
(上記エントランス→6F にて閲覧可能)