プリン。

九鬼周造:趣味の直六面体みなさん、ご存知のように風情のある食べ物部門において「キング・オブ・風情」の座にここ20年間君臨しつづけている食品がプッチンプリンなわけですけれど、あのプッチンとゆうプロセスの醸し出す風情とゆうか「粋」は九鬼周造*1の「趣味の直六面体」の[意気-甘味-地味]の三角形面上に位置すると思います、ってそうゆう話じゃなくって、ええと。プッチンプリンには一つ思い出があるので、書きます。こっちが本題。
ボクが18歳で上京し一人暮らしを始めたとき、実家でできなかったことを次々と行うとゆうことを自分に課していたのですけど、そのうちの一つがプッチンプリン三重の塔食いなのです。三重の塔食いとは皿上に一つ目のプリンをプッチンした後、その上に2段目をプッチン、その上に3段目をプッチンするとゆうもので理論上はできるのですが実現は難しいと言われていた食べ方なのですよ、プ学会で。当時ボクはチャレンジした結果もろくも崩れた、とゆうか文字通り倒壊したのですが、最近フツフツと再チャレンジ精神が鎌首をもたげて来たのでちょっと試してみたくなってきたのだす。あと、ボクに先んじて成功した方はご一報ください。賞賛リファを送付いたします。

プ学会ではスベリをなくすためにウラワザとして爪楊枝を利用する手法が提案されていました。あと五重の塔は成功例がないようです。

*1:九鬼周造「いきの構造」 ISBN:4061596276。「婀娜(あだ)は深川、勇みは神田」とか「赤勝の京紫よりも、青勝の江戸紫のほうが“いき”と看倣される」とか