「こういうとこが日本人はダメだ」と書いてあるエントリをまともに読めない病

自分でもどうかとはおもうのだけれど、とにかく私は「こういうとこが日本人はダメだ」と書いてあるエントリをまともに読めない病に罹患しているのであった。
でもだってそういうエントリを読んでいると三つのツッコミの精が耳元でささやくというか、まず第一に「てめぇ、日本人のことみんな知ってんのか」と思っちゃうのである。数人のケースを見て日本人全体に拡張するてどんだけ日本人嫌いなんだよっていう。
二番目に脳裏を掠めるのが「自分も日本人なのに、例外気取りかよ」である。自分、特別デスカラかよである。類例として海外で10年暮らしたから日本人のことがよく見えるんだぜー、とかいう書き手のも説得力あるようでよくわからない。いいともの観客ばりにそーですねと投げやり相槌するくらいしかないっつー。
そんで三番目は、一番目、二番目のような理由で日本人読者にどーだかなーって思われることを承知の上で、まさにどーだかなーと思わせ・興味を持たせ・読ませるための修辞上のテクニックとして「こういうとこが日本人はダメだ」を使っているっぽいケース。これはなんだかもう単純にセコいんじゃないかしら、と思ってしまうのであった。
以上三種類のツッコミがかわるがわる私の脳に襲い掛かったりなんかして、「こういうとこが日本人はダメなんだ」と書いてあるエントリをまともに読めない病にかかっているのだけれど、それでもついつい読んじゃうのは、そういう記事はたいてい面白いからなのであった。
つくづく、オモシロに弱い読者です。私も。