ジャンル「無防備少女」。なんて見たときない。

「ね、見てみて。このページの端っこ! こーんなちっさいけど! ……?」
「……あー、その、なんだ。胸元」
「むなも? ……っっひゃあ!」グイッ
みたいなやりとりを夢見たときもあったおれですけれども、実際こんなん無理無理ベイビーすぎるというか、そもそもこのやりとりを実現するには3つのハードルがある。
まず第一に「彼女が、無防備胸元への男の視線に気付かない鈍感さ・天然さ」を持っていること。
第二に「男が胸元無防備を指摘できるくらい神経が図太い」こと。
そして第三には「彼女が無防備指摘をいやな顔せずに素直に受け入れられる」こと。
とくにこの第三の項目はこうも言いかえられる。胸元無防備指摘を男のエロさ・男の罪に還元せずに、純粋に指摘として処理できること。これはつまりその男を信頼してるってこと。もっといっちゃえば、男のことを好きじゃないと絶対にダメなのである。
とすれば、この第三の項目一つだけでもハードルが果てしなく高すぎて、無防備少女になんか出会えないことがわかろうというものなんである。あー。モテたい。