おれの想像した「ネクラ少女は黒魔法で恋をする」

ネクラ少女は黒魔法で恋をする (MF文庫J)

タイトルから内容を想像するに、黒魔法で恋するとなると、じゃあじゃあちょっとすてきなニトキャ眼鏡男子があるいてきたようわーんどうしよえーとえーとメテオ！　隕石直撃！　彼気絶！　役得役得！　キスしちゃえ！　などの攻撃系魔法の転用ばかりが頭をよぎりがちだが、それではただの乱暴な子である。女子ならトード。トードである。彼をカエルに変えてから、乙女のキスで人間に戻してやれば成就しない恋などないねこれゼッタイ。
「(SMAK!)」
光が彼を包み、人間の姿に。見つめ合う二人。
「君がおれのことを人間にしてくれたの？」
「あ、はい」
「ありがとう」
「あ、あ、あの！　す、好きデス！」
デスをかけてどうする。