Googleが作るブログ界では一部のブログだけが“存在”する。だが。

記事の投稿時点で行われるのはGoogle側のデータベース情報の更新のみとなるため、短時間で投稿が完了する。該当ページは、ビジターがその記事にアクセスした時点で初めて作成される仕組みという。


Googleがブログサービスを改訂、β版を公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/16/news009.html

これを聞いて人間原理を思い出さない人もいないだろう。つまりはそういうことだ。
Googleが生み出すブログ界ではアクセスされたBlogのみがディスクスペース下に自らの場所を得る。アクセスのないサイトは永遠にHTMLとして羽化できず、狭いDBの中に閉じ込められたままなのだ。なんともセツナイ話ではないか?
だがこうも考えられる。
アクセス0、まだHTML化されない亜ブログ達が蓄積されたGoogleDBは言ってみればビッグバン前の超火の玉状態なのである。遠い未来、この火の玉DBにちいさなアクセスボットが訪れたら? 過冷却した水に塵一つ落ちると氷になるように、亜ブログ達はブログとして爆発的に連鎖増殖していくのではなかろうか。そして一夜にしていままでのブログ界の数倍、数億倍の超ブログ界が生まれる。
そんなことを考えると、なんだか身震いしてしまうのである。