今週のデスノートさん(いちおうネタバレなし)

週刊派でない方でも、どうやら物語が終盤に近づいているらしいといううわさくらいは聞いているかとおもいますけど、はい確かに終盤っぽい感じです。そんであとじゃあデスノートって作品がいったい何を訴えたかったのかを振り返るに意外と道徳的メッセージなんじゃなかろーか。今週号を読むとよくわかる。「殺人を、死を、軽く扱うな」っていう道徳的、少年誌的メッセージ。そしてこのメッセージってば、カタカナで言い換えると「殺人を、死を、ライトに扱うな」っていうメッセージなんだと思う。駄洒落オチなんだと思う。ガモウひろしラッキーマンのキャラクタ名を考えれば駄洒落オチもむべなるかな。
そしてそして、このオチ予測を裏付ける形で西尾維新によるノベライズ情報の告知ときたわけです。

デスノート アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
http://j-books.shueisha.co.jp/nisioisin/

ノベライズを依頼した作家が西尾さんという時点で、ほらやっぱり駄洒落オチ狙ってるよね。ライトノベル作家への依頼。ライトつながりっていう。駄洒落。


追記:今週号が「殺人を、死を、軽く扱うな」って意味だよね、ってことがわかりづらいかもと思ったのでネタバレ追記。
ライトの死に際を二週続けて醜く、本当に醜く描いたのは、いままでのキャラの死がライト視点(?)で軽くかるーく描かれていたこととの対比になってる。Lですらけっこうあっさり殺されたこととの対比。大層な大義名分のためにサクサクカジュアルにコロしてたけど、死ぬとかコロスってばやっぱりこうゆうことなんだぜ? 自分の身に降りかかってよくわかるだろう? って描かれかたしているところは、ホント、少年誌向け道徳漫画だなぁと思う。こんな道徳オチつけると、デスノって稀代の駄作だよねって言われちゃうのかななんて思うけど、でもおれは好きでした。夜神粧裕とかとくに。