Tバックのはなし。

「ちょうどTバックのひもが中に入っちゃってさー」
「あるあるー。指入れるわけにもいかないから棒かなんかで取るしかないしー」
てきなベタ会話がうちの会社の給湯室で繰り広げられておりまして、おれの短い人生振り返っても似たような発言を別のオフィスでも聞いたことあるほどですので、日本全国でカウントしたら毎日毎日とんでもない頻度でひもが中に入っちゃってるんじゃないかと思う。ひもがインしてるんじゃないかと思う。
そんでなんでひもが中に入っちゃうかってゆったら、それはもうティーバックの構造上の問題としかいえないし、つまりあんなうっすい紙の掴み部分がお手軽なタコ糸でゆるーりお茶袋につながってるだけじゃ、そりゃちょっとした拍子でカップの中にも入っちゃうわけだし、うわしまった熱ちちちっなんて指を突っ込んだりもしちゃうわけだし、でもじゃあなんでリプトンなりマリアージュフレールなりはティーバッグの構造上の問題を改善しないのか?お客様の声に耳を傾けないのか?
思うに、給湯室で素敵女子らがティーバッグのひも云々て会話を繰り広げるように紅茶メーカーが仕向けているのです、モテない男性社員が女子のひも云々の会話を耳にして妄想に走るのを助けているのです。言ってみれば、紅茶メーカー各社はお客様の声に耳を傾けないんではなく。お客様が「声」に耳を傾けるようサービス提供しているんです!
麗かな春の日和、アフタヌーンティーをいただきながらそんなことを考えておりました。英国紳士らしく。