【僕らの民明書房】を考えつつやっぱり挫折したはなし。「腐乱剣」

時は戦国、世は動乱。国をめぐって親兄弟が殺し合い、領主は家臣に寝首をかかれる下克上。ここでは力だけが正義であった。

業物と呼ぶには程遠い出来のその刀は「腐乱剣」と呼ばれていた。青き燐光放つ妖刀は触れるものを皆腐らせ、斬り絶ち、滅する。刃面に触れずとも刀を所持するだけで鞘からもれ出るその妖気は使い手を老い、朽ち果てさせた。

「ぬしには過ぎた刀だ。我らに渡すがいい
「それは鍵なのだ。世界を終わらせまた始まりに導く」

比叡の洞穴から漏れでる光は、刀と同じ青い燐光を放っていた。比叡の高僧が奪った刀を手に、洞穴の奥の岩塊に近づく。

「この洞穴の腐乱の岩塊とこの刀は同じものだ。二つが触れることで、腐乱の理は臨界に達する。
「その刀の青い燐光は時を奪う光だ。界に達すれば時を奪う輝きの連鎖は持続する。
「さすればこの世は数千億の昼と夜を待たず、わずか数日で火の玉と化し閉じる。
「その後、われわれの世界が始まるのだよ」


的なネタを考えていたのですけど、そもそも周囲の時間を早める物体が青方偏移だかなんだかするのかよくわかってないっつうか、ファンタジーでよくある「鍵」って設定の理由付けに核分裂の連鎖反応てアナロジー使うのもちょう微妙っつうか、宇宙を閉じさすことに狂信的な宗教とかフツーとか、いやそれを言ったら「腐乱剣」ておまえ逆にキャッチーなつもりでつけた名にしちゃダメダメじゃんかとか、まるでクソゲーだとか、ちえ! もういいよ! どうせおれはうんこですよ! やっぱりファック文芸部(g:neo)の人らのマネとかおれには無理すぎたよ! うわーん!!