うさぎのルーピースー

うさぎのルーピースー

うさぎのルーピースー

どいかやの絵本はことごとく食べ物がウマソウなことで記憶されてますけど(主におれの中で)、この本はどいかやの過去の作品とはかなり趣き変わってる。「朝おきると/机のしたで うさぎが/死んでいました」。死を取り扱う。
内容詳しく書いたらつまんなくなるに決まってるので書けませんつか、立ち読みでも3分で読める内容なので気が向いたら手にとって欲しいと思った。悪人のおっさんとか、なんか無為に人生送ってるなーほよほよーとか思ってるおっさんとか、ただのおっさんとか、偉いおっさんとか、とにかく子供よりは死期の近いおっさんなどに読んでもらえたらな、と思った。死んでおれは何残せんべ、とか思てるおっさんとかに読んでもらえたら。
おれは読み終わって年甲斐もなくちょっぴりじわっと来たし、それはなんでかっていえば、おれはルーピースーにはなれないから。多分絶対。