その昔、この世のすべてのジッパーを憎むマンがいた。

その昔「この世のジッパーを撲滅したい」と熱弁する後輩がいまして、なんでもジーンズのジッパーを思い切り引き上げたら下腹部に激痛を感じ、締まりきったジッパーの間からピンク状のものが垣間見えてて死にそうになったからだとか言ってて、じゃあなんで彼はパンツも履かずにジーンズを穿く必要があったのか、彼の肉体はジッパーの通過を止めきれなかったのか、そして窮地を脱するために彼は再度ピンク状のものがみえている部分にジッパーを再通過させる必要があったのか、それは成功したのかそれとも119にTELしたのかなどなどギモンは尽きなかったのですけれども、当時は想像するだに痛くて問いただせず今に至る。ほんとイマサラながらどうしたのかどーだったのかきになる。
あとおれはこの話を聞いて以来、ブチャラティの最大攻撃はコレだと思っていて、相手の体表面にジッパーを取り付けておもいっきりひきあげてやる攻撃。考えただけで痛そうだし、痛さのあまりすわったままの姿勢でジャンプしそうだし、あとあと攻撃を受けた者は、最悪ジッパーの間からはみ出たピンク状のものと永遠にアリーベデルチすることになる。