カンフーハッスルとブルー・エンカウンター見たよ(ネタバレナシ)

「君はなんで笑える?」「顔があるからよ」「僕は顔があっても笑えない」「それはケチだからよ」といったのは昔の偉いお坊さんだったかと思いますけれども、多分カンフーハッスルで笑えない人はケチなのだと思う。かくゆうおれもケチです。
とゆうかこの作品で笑ういうのはおれに言わせれば筋違いとゆうか、この映画はやっぱりアクションやで!眉間にしわよせてアクションスゴユスって感想漏らすのがこの映画の楽しみかたなんやで!とリキセツさせてもらいますけれども、後半はほとんど寝過ごしてた。それでも前半のクリーニング屋のアクションはおれの魂を揺さぶりましたよ、いぁマジで!壁際に追い詰められての打撃攻防、カッコヨロニョス!
なんともうしますか。たいていみなさんのような拳児世代は敵に間合いを詰められたとゆえばすぐ発勁寸勁ワンインチパンチだと無距離打撃に走りがちですけれども、このクリーニング屋のオッサンはちゃんとテイクバック(こぶしを引く)した上で打撃を加えるわけで、しかもそのテイクバック時に壁にあたったコブシが壁を砕くわけです。スゴユス!威力あるパンチの魅せ方としてこんな素敵な方法はあんまり見ないとゆうか、例えばベルセルクあたりで「右利きの剣士に右壁を背負わせれば威力半減だ!」と言わせておきながら壁越しに剣を振り下ろされて惨殺されるアクションってのがあって*1クリーニング屋のおっさんのパンチもあれに似て、なんとゆうかカッコヨロスイ。
相手の顔面を掠めたパンチが壁を砕いて、そのパンチの威力をアピールするアクションってのももちろんアリですけれども、これから繰り出されるパンチの威力を前もって知らしめるアクションの映像の撮り方として、このクリーニング屋おっさんパンチ方法は今後も取り上げられていくべきだと思った。あとアンガールズの空手部ネタを思い出した。
ブルー・エンカウンター [DVD]

ブルー・エンカウンター [DVD]

カンフーハッスルでアクション成分を得てホクホクしたおれがも一つアクション映画を!とゆって次に手にとったブルー・エンカウンターなのですけれども、なんでもアンディ・ラウの黒セル眼鏡x細身ダブルスーツがミドコロのSFアクションと聞いておりまして、ちょうワクワクしてDVDをデッキにセットしたですが、ほんとにミドコロがアンディのメガネ・スーツくらいのものでした。逆にビックリした。

*1:ウロオボエ。とゆうか厳密にはちょっと違うけど、似たシーンがあるはず