地獄プロレス(ネタバレなし)

地獄プロレスタイトルに地獄とつけば見ないわけには行かないヘルズエンジェルズな皆さんのことですから、もう見たよ、オーシマおせぇよバァーカと言われてしまうことは予想の範囲内ですけれども見たので書くよ。当方ダイアラーなものですから。なにしろ書くのが好きなもので。
そんで、地獄プロレスです。アラスジ:弱小プロレス団体に偶然参加することになったニコラス・ペタス(プロレス サイのあなでサイボーグ改造済み)。日々の練習でニコラス・ペタスの情熱に影響を受けた弱小レスラーたちは地下試合で凶悪団体ジェイソンズに闘いを挑むもバッサリ返り討ち、ニコラス・ペタスは会場に現れず、弱小レスラーたちはリング上にチェーンソーでカットされた手首と足首の花を咲かすハメに。そして3年後、再び姿を現したニコラス・ペタスとわずかに残された仲間はサイのあなへ向うのであった。ジェイソンズに、そしてその黒幕に復讐の闘いを挑むために。
頭に地獄とつくだけあって地獄甲子園風味を隠せない(手首がゴロゴロころがるところが)わけですけれども、でもやっぱりこおゆうアツい努力と根性モノ映画がおれたちは大好き。流行のシリウマに乗らせてもらって言葉を当てはめてみるならば「地獄メソッド」。「地獄メソッド」というこの熱血青春ドラマの手法は「おれたちはいつも心に甲子園を持っている」「おれたちはいつも心にプロレスを持っている」ということを、そしてその心の中の「甲子園」「プロレス」にアツくなることはとても大切なことなんだと思い出させてくれる。地獄プロレスはこのメソッドに則ったいい映画だと思った。
アレです。「地獄メソッド」の映画は3年に一度は制作・放映されるべきですね。3,4年に一度お盆時期に「火垂るの墓」が放送されるのと同じ理由。日本人がわすれちゃいけない何かをその心に定期的に思い出させるために放送されるべき。
あとあと映像としてのミドコロはプリティ太田とミスターブッタマンの小人プロレスシーンです。素敵。

地獄プロレス オフィシャル(amazonの登録見当たらなかったのでオフィシャルで)
http://www.jigokuprores.com/