俺が選ぶ2004年の一冊
もし「黒革の手帖」が「黒川芽以の手帖」だったならば、あなた方みたいなアイシールド21フゼイが何人束になってかかってこようとも、言い換えれば、スクラム組んで空き地へいって知らない子はもういないくても、俺はあなた方すべてをなぎ倒してその手帖を手に入れる所存だし、だってその手帖には黒川芽以さんのなかよしモデル仲間とのツーショットプリクラとかもはってあるはずで、無限の価値があるよ。この宇宙と交換したって悪くない。とまあ、手帖の奪取とゆうモチーフで始めさせていただくるところの本レビュー。「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
- 作者: コニー・ウィリス,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/04/17
- メディア: 単行本
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- 猫SF。猫、ちょうカワイイ
- 犬SF。ブルドッグ、ちょうカワイイ
- タイムトラベル
- 時空連続体の自己修復機能はドラえもんの『東京→大阪』交通手段不問理論を思い出させる
- ラブ
- コメ
- 通信簿に「人の話を聞かない」と書かれるタイプ
- 執事萌え(メイド萌えはなし)
ね?ちょう読みたくなってきたでしょ?・・・だめ?興味ない?そう・・・じゃあさ、例えば昨日TVで映画「フェイス/オフ」やってたでしょ?顔を取り替えた2人が戦う映画で、その設定、このシーンのためにあるのでは?って思える場面ありますやん?両面鏡の衝立を挟んで、鏡に映った相手/自分の顔を撃つってゆう象徴的なシーン。伏線(この映画では物語の主たる設定ですけど)が氷解するときのカタルシスを得られるシーンとゆうか。ちょうカッコイイシーン。「犬は勘定に入れません」はこのレベルの伏線カタルシスが数十はあるよ、とゆえばSFキライなみなさんでもちょっとは気になるかな?ダメ?
じゃあ、もひとつ。俺、ミステリとか読まないのでよくわからないのだけど、ミステリって犯人の意思とか動機とか行動とかを推測するのがダイゴミの一つなのですよね?「犬は…」は人の意思を推測する部分もあるのだけど、もうひとつ。歴史がどう振舞ったかを推測するようなことが描かれていて、まるでミステリの犯人探しのようで、これがまたちょうたのしい。ちょう、たのたのしい。たのたのたのしい。とゆことで、たのたのしいとか、適当な造語を作ってまでオモロをアッピールさせてもらったワケで、ここまでゆって、興味のきょの字も沸かないような殿方・御婦人がいたら、俺はその方とは友達になれないし、「黒川芽以の手帖」見せてってゆわれてもゼッタイ見せてあげない。あげないんだからっ
あと、このエントリタイトルが「俺が選ぶ2004年の一冊」で、だって、今年の新刊で読んだ本ってこの一冊しかないんだもん。読書、不得意。本とか読むと眠くなる。2004年「今年の三冊」*1に参加したくてもできやしない。