プラネテス#11 バウンダリーライン

相変わらずプラネテスは俺を泣かすのがうまくって、まったくもう(嬉しい溜息)。あらすじはテクノーラ社のサイト*1に詳しいので、ここでは説明しませんね。んで、感想ですけど。

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バウンダリーライン(境界線)ってモノがもともと存在するものではなくヒトが引くものであること、自分の血を疎ましく思い同郷のオジサンを蔑むようなクレアさんの心のセンビキ、そして地球上に引かれた国境とゆうセンビキ、この二つの線が作中表現されていて、物語が進む中で一方はそのセンを取り払い、そしてもう一方は依然残り続ける。そんなふうに対照的に描かれているのだけれど、、、なーんて、テケトーな見方をする気はさらさらなくって、アレだ。アルノ顔*2サイコー。ってこと。

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ああ、つまりね、演ずる声優がキャラクタのフンイキ・役柄を決定付けてしまう個性的なヒトってゆうのがいてまして、田原アルノ千葉繁なんかがソレだと思うんです。今回のテマラってオッサンは「ツライことも飄々と切り抜けるユルいオトナ」っつーキャラクタで、こうゆうキャラをヤラせたら田原アルノの右に出るものは多分いない。なので俺はこうゆうオッサンキャラをアルノ顔と呼んでいるのです。で、このアルノ顔のユルいオッサンキャラって大抵「物分りのよさ」「諦観」で構成されてて、そしてここぞとゆう時に「強い言葉」を発するのな。俺はそうゆう物語構成がホントーにダイスキで、昨日のプラネテス後半、アルノ顔がアップになるたびに俺の涙腺はユルみだして、もう決壊寸前でしたから!まったくもって、ビバ、アルノ顔。

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あと、ラストの「宇宙から見たら国境なんか見えないのに*3」は、やっぱりココロにとめておくべきコトバだと思う。プラネテス#11は小学校の道徳の時間とかに年一回くらい見せたらイイと思う。このコトバを陳腐だとゆうヒトはウチ帰ってクソして寝てそのまま起きないでいいです。毎週言い続けたって腐ったりしない。擦り切れたりするようなコトバじゃない。そんで自分でゆってみたいね。軌道上から。「国境なんか見えない」って。

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とまあなんとゆうか、昨日はヒサビサに涙腺溢れそうになったのでした。俺は涙腺をゆるますのが好きすぎる。プラネテスは年1でいいとして、「火垂るの墓」とかは5年に1度、盆休みに放送したらイイと思う。「大運動会」は毎週放送したらイイと思う。俺の涙腺を毎日刺激しつづければイイと思う。

*1:テクノーラ社のサイト http://www.planet-es.net/TECHNORA/story/story011.html#01

*2:声優:田原アルノ

*3:毛利さんの言葉だよね?たしか