8年とネットワーク。

今から8年くらい前、ボクは世界に繋がれた一冊のノートと魔法のペンを手に入れた。少なくともそういうふうに思い込んでた。WEBだった。*1
そりゃあもうはしゃいでは書きリンクしてはメールして楽しんでいたのだけれど、ただ、ノートとペンがあるからって良質な文章が自然に湧いてくることはなくって、やっぱり素敵な文章を書くサイトさんを目標にしたりしてた。

目標の一人がピクスピテラモトさんだった。

そのテラモトさんから、今日Orkut経由で「*Misho-ninn Ko'koque*」という語尾にエスプリ漂うサブジェクトの一通のメールを受け取った。

現在はゼビウスの会社の中の人で、そして今もなお忙しい時間の合間にレベルの高いドキュメントを残している方なわけで、しかもボク大好物なゲームネタで、「ファイナルファンタジー8の過去の文章をリライトしたから読む?」って内容で、うわぁぁぁぁ、ってなった。ウレシイです。お久しぶりです。

Final Fantasy 8
http://www.eurus.dti.ne.jp/~spinn/mnemonic/thoughts/ff8.html
mnemonic spinn SR

ボクはついぞこうゆうクリアで愛に満ちた文章は書けなかったし、これからも書けないのだけれども、ってゆうか、今ボクが話したいのはまた別のことだ。

 * * *

あれからもう8年も経ったんだ、ってゆう印象。8年といえば生まれた子供が小学2年生になる年月。大学1年生が大学8年生になる年月。カツオくんが4年生から4年生になる年月。
当時ボクが書いていた文章はその一部を光ディスクの円盤の上に焼き付けていたのだけれど、卒業してすぐにどこかに行ってしまった。96年頃のWEB生活をすべてかっさらわれてしまったような空虚感だった。
けど違った。
そんな年月を経ていたのに、1通のメール程度でヒトとのネットワークはかくも容易く復活するのだと思い知った。当時のコンテンツはもう無く、活発だった相互ネットワークもさび付き色褪せてしまっていたのに・・・。リンクしたり言及したり読んだ読まれたってゆうアクセスの経緯は個別のノード(個人)に残り続けていた。そして、年を経た後にもホンの少しのキッカケでかくも容易く復活するのだと思い知った。

やっぱりボクがやりたいことはこれだと思った。

「コンテンツを書く」「自分を表現する」ということと同じくらい、「ヒトと知り合いになりたい。コミュニケーションしたい」ってこと。その手段としてのWEB。その手段としてのはてな。道具としてのリファ、コメント。

1年前に何を書いていたかは、相手の中にも、最悪自分の中にも残らないのだけれど、そのヒトと知り合いになったということは残りそうな気がする。

ネコプロトコルとボクがリファしたり、コメントしたりしていることの根底はそうゆう感情なのだと思います。ってわけで、さあて、今日もコメント巡礼に行こうかなっと。

*1:MuleFTPが僕のペンでMosaicSolarisサーバがノートだった。