シリーズ おれとドラクエ - バリアとおれ

ゲーム用語で言うところのダメージ床、ドラクエでは青と白の憎いシマシマ、入ったら即瀕死のあのバリアである。
思うのだが、あれはいったいどんな技術なのだろうか? 可視光のエネルギー場か何かということなのだろうが、小国の王ごときがそのような科学技術をもちうるのだろうか。可視光なのはゲーム上の都合であるとしても、ではダメージを与える場を作り出せるのだろうか?
そこで考える。王というのは現代で言えば社長だ。売上が厳しいこの時期に重役会議に呼び出されたとする。部屋に足を踏み入れたとたん無言のプレッシャーにおれの足取りは重くなり、ねっとりとした空気はのどを圧迫し、頭痛息切れめまいがこの身を襲い、おれへの責任追及が始まるやとたんにHP表示も赤、風前の灯である。なるほど存在する。バリアは存在するのだ。であれば、バリアという技術、社長に使えて王に使えないはずもない。
もう一つわかったことがある。バリアの表現がシマシマストライプである点だ。重役の頭部を見て気がついた。そうかそういうことか。