「抗菌」というシールが貼ってあるのを見ると考えてしまうわけですが。

最近じゃ猫もシャクシも「抗菌」なご時世と申しますか、バスタブにシンク、ドアノブやドアフックにまで「抗菌」シールが貼ってある始末で、こういう《意味の明示》ってのはなんというか、言霊のようだなぁと思った。抗菌って書いてあると、通常の抗菌素材よりもより菌に抗っちゃういますよ感があるというか。
でもじゃあ逆にシールなんか貼ってなくったっていいわけです。カイジの兵藤会長の言葉をかりれば、ぐだぐだ言わずに黙ってピシピシ抗菌すればいい。なのにわざわざ明示する。ぺたぺたとシールを貼る。これはもうみなさんにはナイショなだけで、本当は抗菌って書いておくとより抗菌効果が増す科学的裏づけがあるに決まってるわけです。NASAとかバックについてる。きっとそうだ。
そう考えると「おいしい水」や「額に肉」にも同様の効果が発生してるんじゃないのか。はたまた「無断リンク禁止」と明記することで、よりリンクを禁止することができてしまうのではないか。
そんなことも考えてしまうわけです。