バニーガール道

毒草や毒虫の毒を砂と配合し、毎日その砂を突いて自らの手を毒手に変える武術が毒手と呼ばれる邪拳であった。ヒュー・ヘフナーがこの毒手の修行法にインスパイアを受け女性の護身術鍛錬法に昇華させたのがバニーガール道であることはみなもご存知のことと思う。
バニーガール道の門戸を叩いた女子は、まず下着一枚となりその上にYシャツ一枚といったいでたちで師範の木刀の打撃を受けねばならない。毎日シャツの袖をすこしやぶり皮膚の露出を増やしながら両腕の鍛錬をつづける。約2年の修行の後、カラー(襟)とカフス(袖口)だけの状態で、師範の鉄パイプを受けられるようになってやっとバニーガールを名乗れるのである。蝶ネクタイは有段者の証だ。
なお歴代最強のバニーはクリスティーナ・ミゲル(72)。鍛え上げられた上腕から繰り出される彼女の手刀は弾道弾をも打ち落としたという。