先週、今週の週ジャンNARUTOがおもしろい

先週くらいから風影の傀儡使い同士のバトルが繰り広げられているのですけれど、これが相当面白い。オハナシ的にはどうってことはないのですけれど、バトルシーンのギミックが大変すばらしく、とくに今回、敵キャラの繰り出した触手乱舞シーンは出色の出来の「絵」になってる。
これまでのNARUTOでも巻物上に呪文(コード)を書いて物質を閉じ込めて*1おいて、巻物を開くなり呪文が起動、ボボンと物質化させ武具*2として扱うなどのシーンがあったわけですけれども、今回の敵キャラの用いたそれはその数・量の多さで「うわ、そんなんありかよ!すげぇ」と思わせるものになっている。過去の巻物表現を知っていれば類推可能な範囲のシンプルなアイディアかもしれないけれども、でも大量の触手の物質化なんて実際に絵で見ると大変カッコよくって、おれの心をかるくわしづかみにしてくれました。
これはアレです。士郎正宗さんのORIONのギミックやアイディアに惹かれたのに似た感覚。うろおぼえで恐縮ですが、士郎正宗さんが素粒子論(?)だか量子物理(?)をして「意味の沈殿物として物質宇宙がある」的な発言をしてて、それを絵にして現したのが多分ORIONなわけで、NARUTOの「巻物ボボン」もそれに似てる。コードと物質が等価描写されてるのがなんかカッコイイとゆうか、神話や魔法ってのは実は現代物理に通じてるっぽいところがカッコイイとゆうか、このまとまりのないNARUTO推し話に結論づけるべく、ひらたくゆうとこれすなわちNARUTOは科学だ。
ひらたくゆうな、バカ

*1:厳密には「閉じ込めて」いるわけではない。というのがこのエントリの論旨ですが

*2:例えば巨大手裏剣