教科書に載らないニッポンのインターネットの歴史教科書 -

作者: ばるぼら
出版社/メーカー: 翔泳社
発売日: 2005/05/10
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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ゲトー！
とゆうかすごいね、これは。読みきるには数日かかりそうなのですけれど、まずもってP78くらいまでしか知らない自分に愕然、インターネットの深さを感じた。とはいえ部分部分では覚えているし、例えばP114あたりの日記リンクスの崩壊のダイナミックさは子供心に覚えていて、なんとゆうかそういった「自分の思い出」にリンクしやすいわずか数年前の事象が緻密に記載されている様はただただ圧巻。
それと。普通の年表が、、、例えば名著とされている「情報の歴史」ASIN:4871884430(当たり前といえば当たり前だけれども)事象の記述されるスパンは年単位、いいところ何年何月という月単位なのだけれども、この「教科書〜」は日単位でサイトの立ち上がりや動向を記述していて、なんとゆうか、日毎の日付が並んでいる年表部を見るだけでこの10年の間「日本のインターネット」が膨大なスピードで進行していった、その「うねり」みたいなものを紙面からヒシヒシと感じさせるツクリで呆然とする。これを労作といわずしてなんといおうか。本当に恐ろしいまでの本だと思う。ばるぼらさんのすごさに打ちひしがれる。
一家に一冊は必要な類の本だと思う。あと「一家に一冊」系の本といえば他に「ゲイトウェイ」「キリンヤガ」「航路」「カイジ」「デイヴィー」などがあるのですけれど、それはまた別の機会に。