たとえ警視リターンズ
「おい、お前が組長宅を爆破したことはわかってるんだ!ネタはあがってるんだぞ!」
「・・・・」
(ガチャ)「 どうなってる?」
「あ、これはたとえ警視。こいつ、なかなか口を割ろうとしません。」
「・・・こっちの刑事さんは話がわかりそうだ。なあ、刑事さんよぉ。おれぁ、先代に拾われて以来、この組を本当に、本当に大事にしてたんだ。」
「紺野さんの小4のときの作文やな。」
「だからゆるせなかったんだ!あの新組長があんなことを。いっちゃあならねぇことを口走ったことを!」
「石川さんやな。」
「先代の愛娘に『愛人の娘が屋敷ででかい図体さらすな』いいやがった!」
「ピンチランナーのときの安倍さんやな。」
「・・『先代はとんでもねぇものを残しやがった』とも。」
「ピンチランナーやな。」
「だが、俺はしってるんだ。先代の娘さんが本当に心の優しい女の子だってことを。」
「菅谷梨沙子さんやな。」
「俺がでかい抗争で怪我したときも病院まで来てくれてな。ありゃあまるで天使だ。」
「菅谷梨沙子さんやな。」
「俺はそのとき誓ったよ、先代の形見である、この子のためなら命なんざ惜しくないってな。」
「菅谷梨沙子ファンやな。」
「これからずっと、この子とこの組を守りつづけようと。そう、おもっていたのに!それなのに、新組長のヤツ、影に隠れて何かやってやがったんだ!」
「市井さんやな。」
「ある朝先代の娘が急にいなくなっちまったんだ!先代の娘のことを組の若衆に聞いてもまるでいなかったことにされちまってるんだぜ?」
「福田さんやな。」
「若衆までも先代の恩義を忘れちまったんだ。あの頃の心意気を失っちまったんだ!」
「5万人手売りやな。」
「俺ぁ、もう、先代の思いの通わない組はいらねぇんだ。だから新組長のヤツの家を爆破してやったのさ。新組長のやつ、はらわた巻き散らしてたぜ!はははは」
「『愛の種』やな。・・・・・うぉっしゃー!!・・・なんぼや?」
「んー、8やな。」
「8!8いうことはないんちゃう?それはちょっとひどいんちゃう?」
「菅谷梨沙子は同じやからね。ピンチランナーもいっしょやろ?」
「でも、フリが変わってるからそれは別やろ?」
「それもそうやけど、自分菅谷梨沙子押しすぎやし、それにほんとはモー娘。のファンやないやろ?」
「そ!そんなことあらへんて。めっちゃファンやって。黒歴史でちゃんと調べたもん!」
「黒歴史て。やらしいなぁ自分。こんなん、ファンから見たら穴だらけやで。じゃ、8な。」
「8,8て。『セクシー8』やないんやから。」
「・・・・・・8。」