レッツポジティブシンキンでリア充ゲットだぜ

あ…ありのまま先日起こった事を話すぜ! おれは東京で一二を争う美味いもつ鍋屋で美少女と鍋をつついていたと思ったらいつのまにか美少女が二人に増えていた。何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった。
ともかく河岸を変えたあとの彼女らとの会話を改めて思い出すに、これってポジティブに捉えなおしたらリア充気取りじゃね? と思ったので記録しておくだぜ。

B「好きな芸能人って誰ですかぁ?」
俺「えー、こないだ結婚しちゃったけど○○△△△とかー?」
A「……」

そのときはスルーされたけど、Aさんの名前も△△△なのだった。さっき気づいた。天然ですみません。だがもしかしておれの回答を聞いたAさんは何かを誤解したかもだぜー?! ポジティブシンキンやで!

A「あ、私、今彼氏いないんですけど」

誰も聞いてないぜ。

B「今は彼氏いないんですけど」

誰も聞いてないぜ。不必要情報ってヤツだぜ。だがこれも今気づいたのだが、これは何かのアピールなのですか? 海は山ですか? おれは死にますか? よくわからないがポジティブ信金やで!

A「歳、いくつなんですかぁ?」
俺「あー、やっぱそこ行きます? えーとですね。今日で○○歳なんです」
B「え? 今日、誕生日なんですかー! お祝いしましょう」

その後、となりの席でケーキ登場、ひゃー偶然ですよねーなんつってあやうくおれまで店内の客全員に誕生祝いされるところだった。死ぬかと思った。普段お祝いされたことのない人間が急に祝われたら死ぬんだぜ? 男の誕生日なんて世界で最もどうでもいいことの一つということをご理解ください。

B「私、レバ刺し好きなんですよー」
A「さっきもつ鍋屋で食べちゃったー。おいしかったよー」
B「ずっるい」
[--snip--]
俺「じゃあ今度吉祥寺のホルモンが美味い焼酎専門店に行きましょう。いろいろ面白い部位が食べられますよ」
B「どんなのがあるんですかー?」
俺「ウルテっていう気管とか小腸とかおっぱいとか」
B「おっぱい?! えー」

胸元をおさえるリアクションされてしまって、おれはおっさんかリアルでセクハラか冤罪で50年かてき自己嫌悪に陥ったのだけれど、いやでもしょうがないじゃん。メニューにあるんだからしょうがないじゃん。

A「じゃーあたしたちこっちなんでー」
俺「ありがとです。楽しかったですよ」
B「じゃ、せーの、
AB「お誕生日おめでとーぅ」

なんつってらきすたOPのこなたつかさ(だっけ?)みたいに手ぇひらひらさせながらシブヤの駅でさらし者にされつつ

B「で、結局、何歳でしたっけ? 25?」
俺「10ちがうわ」
A「まあまあ男は30からだって私の後輩も言ってましたよ」
俺「その子何歳?」
A「22」

つーとあなた方は二十代なかばか? ほら、女性に年齢とか聞けないしな、とかとかいろいろあったりなかったりした誕生日だったのだけれど、あれなんの話だっけ? ポジティブシンキン? あわよくばリア充
あーあーあーやっぱ無理です。おれには。


思い出したので追加

B「眼鏡似合ってますねー。あー、誰に似てるかと思ったら高校のときの教育実習の先生だー」
俺「へー」
B「実はその人と付き合ってたんですけどね、えへへ」

教育実習始まったな。