なぜカレーうどんのハネは回避不能なのだろう?

なぜカレーうどんのハネは回避不能なのだろう? もちろんdpzよろしくカレーうどんが絶対にハネない食べ方を模索してもいいのだけれど、それは徒労に終わる気がする。どうやってもカレーうどんのハネは回避不能なはずだから。
いや、ちがう。逆だ。
ハネが回避不能だからカレーうどんなんだ。ハネないカレーうどんはもはやカレーうどんじゃない。カレーうどんに似てはいるが似て非なるもの。にせカレーうどんだ。そしてにせカレーうどんをたべる君もしょせんにせだ。にせものだ。にせものになんか生きる価値はない。生きる価値はないわ。そういって僕を糾弾する君の視線がいたかった。ただ僕はうどんとカレーを別々に頼んだだけだったのに。うどんとカレーをたべていたいだけだったのに。
ほどなくして彼女と別れた。僕のシャツはいつも真っ白だった。