私家版ショートショートブログの書きかた

ネコプ(以下 ネ) 「ネコプじゃ」
ロトコル(以下 ロ) 「ネコプ先生の弟子ロトコルです」
ネ 「あいかわらず君はブログの書きかたがわからないとほざいておるようじゃが」
ロ 「だって難しいじゃないですか。なんかテクとかあるんですか?」
ネ 「もちろんじゃ。君のような教えてちゃんにはもったいないのだが、今日はそれを伝授しよう。でははじめるぞ……ショートショートブログ、48の殺人ブログ技の一つ……」
ロ 「……(ゴクリ)」
ネ 「ラスト一行でうまいこと言えーーーっ、じゃ」
ロ 「……そんだけっ?!」
ネ 「極意とはえてしてシンプルなのじゃ。具体的にいってみるぞ」
ロ 「はい」
ネ 「ブログといえば、DQNな名付けネタなわけじゃが」
ロ 「(断定なんだ)」
ネ 「DQN名付けをあざ笑う会話があったとする」

「世歩玲(せふれ)ちゃんとかちょっとありえないよね」
「振門体(ふるもんてぃ)くんも捨てがたいわよ」
「大穴(だいあな)ちゃんだって負けてないぜ?」
「その点、あたし達は伝統的な名前でよかったー」
「ほんと、ほんと」

ネ 「そしてこれにラスト一行うまいこと言うとすると、じゃ」

「世歩玲(せふれ)ちゃんとかちょっとありえないよね」
「振門体(ふるもんてぃ)くんも捨てがたいわよ」
「大穴(だいあな)ちゃんだって負けてないぜ?」
「その点、あたし達は伝統的な名前でよかったー」
「ほんと、ほんと」
そう言ってジョンはペスにまたがり腰を振った。

ロ 「えーーー! うまいこと言う以前に、えっちなのはいけないと思います……」
ネ 「これがネコプクオリティじゃ。いいとここんなもんじゃ」
ロ 「(開き直った)」
ネ 「もう一問いくかの」

「あ、ナツミ、カズキ先輩よっ!」
「ちょ、ユミコってば。あ、せ、先輩、おはようございます……」
「あーあ。ナツミったらぁ、先輩行っちゃったよー」
「だってさぁ」
「ふふふ。ナツミって先輩見ると目がハートになるのよねぇ」
「そ、そんなことないよう」
「ほんと、恋する乙女の瞳だわぁ」

ネ 「こんどはどうじゃ?」
ロ 「え? これにラスト一行足すんですか? 足すものないんじゃ……」
ネ 「バカモン、あるわい。例えばこうじゃな」

「あ、ナツミ、カズキ先輩よっ!」
「ちょ、ユミコってば。あ、せ、先輩、おはようございます……」
「あーあ。ナツミったらぁ、先輩行っちゃったよー」
「だってさぁ」
「ふふふ。ナツミって先輩見ると目がハートになるのよねぇ」
「そ、そんなことないよう」
「ほんと、恋する乙女の瞳だわぁ」
つぎの瞬間、ユミコはナツミの眼球をくりぬいていた。恋する乙女の瞳は高く売れるのだ。

ロ 「こわいわっ!」
ネ 「人生にはサプライズも必要じゃ」
ロ 「サプライズのために眼球くりぬかないでください!」
ネ 「これがネコプクオリティなんじゃ。結局こんなもんじゃ」
ロ 「(また開き直るか)」
ネ 「とまあ、こんな感じでつらつらと簡単ブログ術な記事を書こうと思ったわけじゃが、id:akogina氏がもっと面白いこと書いとってな、わしゃもうイヤになったよ。ロトコルくん、わしやきみがブログを書かなくとも、面白いブログはいっぱいあるんやでー! うわーん!!」
ロ 「なにその、ぶっちゃけたラスト一行」